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2005年07月24日

国際クラリネットフェスト2005多摩

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多摩市で開催されていたアジア初開催「国際クラリネットフェスト2005多摩」。一週間の開催期間中、世界中からクラ吹きが集まり、総勢2万人の来場者だったそうです。多摩センター駅から会場のパルテノン多摩までの道、クラフェスの旗がなびく中、パスを下げた来場者がうろうろ。ホテルでも楽器メーカーの展示が。こういうイベント、素敵ですよね。僕の夢はバリテューでこんなのやりたいんです。駅から会場まで、バリテューだらけ、みたいな。

・・・で、何しに行ったかというと、実は勤務先のラジオ局で、このイベント最終日の目玉「井上道義とスーパーウインドオーケストラ」の公演を収録して後日放送する事になったのです。デジタル放送用には5.1chサラウンド版も作るので、ステージ上はものすごいマイクの数だったと思います。

国内のプロ奏者に、来日中のクラ奏者を交えてのまさに”スーパー吹奏楽団”。(ちなみにEuphは露木さんと石橋さん。露木さんのホルスト2組のソロは明瞭で堂々とした見事なソロでした!あんなにうまく吹きたいもんだ!)。

一部はショスタコの”祝典序曲”に始まり、ホルストの1組、2組、シュトラウスの「ドン・ファン」。さすがにクラに勢いがありました、どの曲も難しいパッセージを吹きまくってましたね。「ドン・ファン」もあまりのクラの強さに、もっと木管高音が欲しいなぁ、と思った程(Fl4人、Ob2人も居たんですけどね)。

二部最初は、日本初演となるM,ダハティの「ブルックリン・ブリッジ」(ソロクラと吹奏楽のための)。ソロは英国在住の16才、橋本杏奈さん。ほんとにあどけない16才なのですが、舞台度胸と演奏技術はものすごいものがあります。この超難解で長時間の曲を見事に暗譜で素晴らしい演奏でした。一緒にいたプロデューサーが”プロコフィエフとガーシュインを足したような訳わかんない曲だね”と言ってましたが、なかなかナイスな表現。コンテンポラリーな1、2楽章から、ソロクラのみの3楽章、そのままやさしいスウィング調の4楽章へ。1〜3楽章の回想を交えながら次第に盛り上がり、劇的に終わります。ほんとすごい曲です。ダハティさん、今後注目の作曲家です。(アンサンブルリベルテの演奏する”ストコフスキーの鐘”と同一人物かな??)

で、更におまけ。ずうずうしくも、井上氏のインタビューに同行しました。無理やり同行しました。番組的には使えるかどうか微妙な内容もあったのですが、その一部。「吹奏楽は”快感”を追い求めるばかりで、本当に”感動”する曲を発掘して演奏していかないと、そのうち・・・(以下カット)」、とおっしゃいました。すごく良くわかるし、今の吹奏楽界に問題提起されているのだと思います。”快感”=吹き手の理屈、”感動”=聴き手の理屈、だと僕は勝手に解釈しました。短時間でしたが内容は濃かった。

どの曲もドラマティックで感動的な素晴らしい演奏会でした。この日限りのバンド、ってのはもったいなすぎる。井上氏も、今後も定期的にプロの吹奏楽団振ってくれないかなぁ・・・

投稿者 shin-ya : 2005年07月24日 23:50

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